生薬

『生薬』天然から作られた医薬品の総称で、伝統的な薬などには多く使用されている。モルヒネが作られた経緯にはアヘンがあり、植物資源をもとに医薬品は作られていたのである。生薬には植物由来のもの、動物由来のもの、菌類由来のものなどがあり、さまざまな加工を施して使用する。その方法は、乾燥、弱毒処理、加熱などで、ものによっては猛毒性を持つものもあるので、処理は注意深くしなければならない。アメリカ合衆国では薬局方に生薬が収載されていても、生薬から精製した有効成分は医薬品として認めるものの、その原料である生薬自体は医薬品として認めないという扱いである。日本では、薬局方に記載された方法で検定したものが医薬品として扱われ、生薬と生薬製剤および漢方エキスが「生薬等」に収載されるようになっている。生薬のすべてが日本薬局方に認められるわけではないので、あくまでも薬局方が優先されるというわけである。